（琉球大学工学部機械システム工学科からのお知らせです）
　ウォーターハンマー（水撃）は、送水があるところではどこでも起こる可能性がある現象です。最近は各家庭でも水道の栓がレバータイプとなり、水道の開け閉めが瞬時になされた時に、水道管をパイプでたたくような音が聞こえる場合があります。これがウォーターハンマーが起こったときの音です。ただし各家庭で発生するこのような小規模なウォーターハンマーでは大きな被害になることはありません。
　その一方で、送水量の規模大きくなる水力発電やダムからの送水時や大型ビル等で、何らかのトラブルにより水の流れが瞬時に停止すると、各家庭で発生する場合とは全くことなり、機器の破壊につながるほどの衝撃圧力が発生することがあります。
　本セミナーでは、このようなウォーターハンマーの発生について前半は、水の圧縮性を考慮し、波動現象として理論的に解析します。その理論解析を元に比較的簡単な場合について、数値的にコンピュータで解くことにより、流れの現象を解明します。後半は商用のウォーターハンマー解析ソフトを用いて、より具体的な場合についての計算例を紹介します。
【日　時】 ：２０１５年２月２０日（金）１４：００より１６：００まで
【場　所】 ：琉球大学地域創生総合研究棟１階多目的ホール
　　　　　　　　（工学部１号館西側に最近完成した新棟です。）
【講　師】 ：琉球大学工学部機械システム工学科教授：屋我実
【受講料】 ：無料
【申込み・お問い合わせ先】：琉球大学工学部機械システム工学科・屋我実
　　　　　　　TEL: 098-895-8617, FAX: 098-895-8636
　　　　　　　Mail: yaga@tec.u-ryukyu.ac.jp
【申込期限】：２０１５年２月１９日（木）
　　　　　　　定員４０名、資料の準備の都合上事前に連絡をお願いします。
【申込書】　word (21KB)